女性特有の悩みについて解説

女性の体クリニック

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不妊治療の平均期間

不妊治療を始めるにあたっては、まず原因を探るための様々な検査が行われます。男性は精液検査、女性は月経周期に合わせて内診や血液検査、子宮卵管造影検査や子宮鏡検査などが行われ、すべての検査が終了するまで1か月~2か月程度かかるのが一般的です。原因が特定されれば、それに対する治療が行われ、同時にタイミング療法や人工授精、一般的治療で妊娠が難しい場合は体外受精や顕微授精といった高度生殖治療へと進みます。

不妊治療においては、不妊の原因やこれまでの経過、年齢など様々な要因を考慮しながら治療が進められるため、平均期間をだすのはなかなか難しいと思います。特に原因もなくまだ年齢にも余裕がある場合は、タイミング療法を3~6か月、その後人工授精を3~6か月行い、それでも妊娠が成立しなければ体外受精・顕微授精へと進みます。採卵方法によっても違いますが、採卵前準備に1か月、採卵を行ってすぐに移植できる場合もあれば1~2か月ほど卵巣を休ませてから移植する場合もあり、1回の採卵~移植までの期間も様々です。ここまででおよそ1年から2年、また結果が出なければ採卵・移植を繰り返すことになり、さらに期間は長くなります。